掃除、洗濯、食事の用意・・・全て一人分ですが、不慣れなうちは、手間取るうえ、面倒に感じるものです。中には、完全に放棄してしまう人もいるでしょう。
しかし「自分のことは自分でやる」この経験が、この先の人生に与える影響は大変大きいものです。

自立の第一歩なので、是非実践してみましょう。

掃除をさぼると、家が汚くなり、不衛生な環境が体に影響を与えます。洗濯や食事の準備を怠ると、生活費がかさみ、おまけに栄養状態が悪くなります。
つまり、家事をさぼると、全て自分にかえってきます。そのことを踏まえて、実践されてください。

趣味の充実で自分磨き

受験の時期は、毎日勉強で、趣味に費やす時間も少なかった・・・。
そんな人は多いと思います。大学生は授業やレポートで忙しいとはいえ、受験前ほどではありません。そこで、趣味に費やす時間を増やしてみてはいかがでしょうか。

学内のサークル活動に参加する、気の合う仲間とバンドを組む、大学の長い休みを利用して長期の旅行に出かけてみるなど、これまでより趣味の幅を広げることができるでしょう。社会人になると、物理的にも経済的にも、このような時間が持ちにくくなります。大学時代の貴重な時間を、是非有効に使いましょう。

アルバイトで自分磨き

勉強することだけが、学生の役目ではありません。
あらゆる経験を通じて、広い視野を育むために、アルバイトはどうでしょう。最近では、アルバイトも、社員と同等の仕事を与えられることが当たり前になっています。
このことからも、社会人になる前の、貴重な経験となることでしょう。

アルバイトを選ぶ基準は人それぞれです。飲食店であれば、食事補助がついている場合が多く、朝は自炊、昼は学食、夜は勤務先といった具合に、バランスの良い食生活を手助けしてくれることもあります。
また、宅配業のアルバイトを通じて、周辺の地理に詳しくなったという声も数多くあります。このように、アルバイトを通じて身についていく事は多いんですね。

アルバイトで稼いだお金は、生活費、貯金、趣味など、有意義に遣いましょう。

イマドキの大学生の生活費って?

先輩の家計簿をのぞいてみよう!

ひとり暮らしをすると、1ヶ月にどれくらいの生活費が掛かるのでしょうか?
実際に生活してみなければ分からないことではありますが、以下を参考にして、自分の生活を想像してみてください。仕送りの指標にもなりますね。

慣れない料理などは億劫になりがちですが、見てのとおり、一番かさんでいるのは、食費です。外食を続けたり、飲み会を続けていると、あっという間に3万円ほどの出費となってしまいます。また、過度の外食やお酒は、お金の問題だけではなく、健康状態にも影響を及ぼすので、できるだけ真剣に考えたいものです。

趣味、衣類、交際費など、生活必需品でないものは、我慢さえすれば節約できます。その他も、工夫次第で節約できます。大学生活は、この生活費の他に学費も掛かっています。親御さんの負担を減らすためにも、節約を心がけましょう。
仕送りは平均いくら?

支出の平均が分かったところで・・・気になるのは、仕送り額ですね。
以下は、ここ数年の平均額です。

大学生の仕送り平均 100,000円

この金額に、家賃を含む場合もありますし、含まない場合もあります。
平均額の印象は、ご家庭によりそれぞれでしょうから、これをひとつの指標として
ご家族でしっかり話し合って決めましょう。

親御さんなら、子供に不自由な暮らしはさせたくないとお考えでしょう。しかし、大切なのは、学生さん自身の自立でしょう。卒業後は、完全な自立を成し遂げなければなりません。学生時代の仕送りが、卒業後の初任給を上回る、なんていうことが起きると、一番困るのは本人なのです。

よくあるトラブルと解決策

騒音による苦情を受けた

大音量で音楽を聴く、友達を大勢呼んで朝までお酒を飲む・・・。
これらは、大学生に多く起きる騒音トラブルの一例です。騒音による苦情が相次いだり、改善されないという最悪の場合、大家さんに退去を命じられることもあります。

アパートやマンションでは、常に壁一枚隔てた向こう側に、別の人が生活をしています。その壁の向こうの人が、どんな生活スタイルで、どんな人格なのか、想像もつかないですよね?常に相手を気遣う意識をもち、近隣の迷惑になるような事はしないよう心がけましょう。

ゴミの出し方を注意された

「自分ひとりぐらい、回収日以外にゴミを置いても大丈夫だろう・・・」
「誰も見ていないから、回収日ではないけれど、捨ててしまおう!」
こんな考えも、トラブルのもとです。同じ建物の住人、近所の住人は、しっかり見ています。ルールを破ると、地域全体に迷惑が掛かることを認識しておいてください。

ゴミの出し方は、地域ごとに異なります。また、地域の中でも、地区ごとに異なります。
引越しをしたら直ちに、自分が住む地区のゴミの回収日を調べましょう。分別に関しても、地域の規定を守り、正しく分別しましょう。

男子禁制の規則を破って注意された

近年、ひとり暮らしをする女性が増えたことにより、女性専用のアパートやマンションが増えています。
女性の安全を守るため、そのような建物は、基本的に男性の出入りが禁止されています。

「娘をひとりで上京させるのは心配・・・」という親御さんは、このようなタイプのアパートやマンションをお選びになります。
ルールを破ることは、他の住人に迷惑を掛けるだけでなく、親御さんの気持ちを裏切ることにもなりますね。

ルールを破ると、注意するだけでなく、親御さんに直接報告される大家さんもいらっしゃいます。
建物ごとに決められたルールは、しっかりと守りましょう。